PDS総合研究所

子育てとタイプ

子どもは、親とは個別の一人の人間です。しかし、多くの親は頭でわかっていても、子どもを自分とは異なった一人の人間として関わる姿勢や視点を見失うことがあります。当然、「正しい子育て」　などというものは存在しませんが、本セッションは、子どもを一人の人間として尊重する子育てについて、持って生まれた個性であるタイプという視点で、今までとは違う視点で子育てについてあらためて考えていただくセッションです。本セッションでは、2016年に米国のMMTICを教育で活用したパイオニアであるタレビ先生が、日本人の子ど向けに行ったMMTICのワーウショップについても子ども達がどのような反応だったか、その後の親子の関係にどう変化が生じたかについても紹介しながら、子どもが自分自身のタイプを深める価値についても触れていきます。また、米国の教育環境で、MBTIがどう使われているかについても紹介いたします。

＊MBTIの子供版である「MMTIC」は、主にティーンエイジャーを対象に、自身の認知スタイルを知るために開発された自己検証型の自己理解メソッドで、1987年に米国で初版が発刊されて以来、教師やカウンセラー、教育コンサルタントなどにより、広く実施・活用されています。長らく研究・開発を重ね、日本国内でも2020年からの提供を予定しています。当日は、MMTIC（日本版）のデモンストレーションも予定しています。
（本ワークショップは、2015年に実施された内容と重複する部分がございます）

キャリアカウンセリングとMBTI（初級編）

キャリアを支援する「キャリアカウンセリング（＝キャリアコンサルティング）」とは何か、日本におけるキャリアカウンセリングの内容（プロセス、支援方法等）について基本を理解していただき、さらにMBTIとの関係についても理解を深めていただきながらいくつかの事例を紹介し、事例検討も行います。

ミッドライフクライシスとキャリア

現在日本では60歳までではなく、65歳まで、あるいはそれ以上まで仕事を続ける選択肢がメジャーとなってきました。その際に、今までの延長でキャリアを考えるのが良いのか、新たなことにチャレンジするのが良いのか等、いろいろな迷いも生じることとなります。キャリアをどうとらえるかで選択肢はおのずと変わってくるため、自分自身の心の変化、モチベーションの変化等、内的変化にアンテナがのびていることが重要です。ユングは、人生の後半は最も成長をする機会として、ミッドライフクライシスと向き合うことの大切さをうたっています。ミッドライフクライシスはアイデンティティが崩れる感覚を伴うと言われていますが、キャリアの世界においても「アイデンティティの再構築」という考え方があります。「アイデンティティ」と「選択」をキーワードにミッドライフクライシスとキャリアの関係について理解を深めていただくセッションです。

ＴＫＩ：コンフリクトマネジメントセミナー

コンフリクト・マネジメントとは、日常的に発生する意見や懸念が異なる際に、当事者がコミュニケーションを通じて問題を解決していく理論と実践です。本セミナーでは、自分がとりやすい行動パターンに気付いていただき、演習やワークを取り入れながら、他の行動スキルの理解を深めていただきます。

タイプとコミュニケーション

なぜコミュニケーションの向上のために自己および他者理解が必要かについて、タイプのフレームワークから改めて理解を深めていただき、MBTIのフィードバックに生かしていただくためのプログラムです。一つ一つの指標において、タイプ間のミスコミュニケーションがおこすコンフリクトのケースなどを紹介しながら、どうしたらお互い補い合えるのか、また、タイプ言語が異なるとはどういうことなのか、エクササイズを通じて体感しながら理解を深めていただきます。
（テキストとして、「タイプ入門：コミュニケーション編」を使用致します。）

タイプとチーム

日本人は得てしてチームになるのは不得手な傾向があると言われています。チームになるとはどういうことなのか、そこにMBTIをどのように活用しうるかについて、学びを深めていただくためのプログラムです。ご参加者の方自らがチームの中で自分自身の機能を高め、かつチームメンバーの相互の機能を高めるための指針を得て、チームの一員としての動きについて考える機会を得ていただくことを目的としています。MBTIを用いたチームビルディングに関する研修プログラムを企画されている方のご参加をお待ちしています。（テキストとして、「タイプ入門：チーム編」を使用致します。）

タイプとリーダーシップスタイル

リーダーシップを発揮するためには、リーダー自身が自分を的確に認識していることがまずは鍵となります。本プログラムは、MBTIの枠組みを用いて、自分の自然ととっているリーダーシップスタイルについて理解を深め、また、どちらかというと労力を要するスタイルについても認識していただくことで、タイプとリーダーシップスタイルとの関係について体感的に理解を深めていただく内容となっています。「職場編」を活用してのフィードバックプログラムを検討している方のご参加をお待ちしています。（テキストとして、「タイプ入門：職場編」を使用致します。）

ミッドライフクライシスとタイプ（新）

「ひとの心はそもそも本人の意図に関係なく、心自体が成長をしたいという衝動があるといわれていますが、それは段階的に成長するのではなく、人生は大きく午前と午後にわけられて成長を遂げます。（中略）後半への移行期間は、人は人生の前半にまったく興味なかったものに急に興味や関心を覚えそちらのほうが人生において重要だと感じられ、一瞬、自分のアイデンティティが崩れるような感覚を覚えるときさえあります。それがミッドライフクライシスの訪れです。ミッドライフクライシスに直面すると、突然無価値だったものが価値あるものと感じられるようになったときに「そんなあたりまえのこと」になぜ気づかなかったのかという衝撃を伴うこともあり、人によっては、自分のいままでの人生が間違っていた、あるいは無駄だったという考えに陥ることさえあるのですが、実際は、無駄でも間違っていたわけでもなく、自分があえて選んでこなかった自分を生きなおす、人として自分を統合するきかっけとしてクライシス（分岐点）が訪れただけで、本当は人がこれから最も成長して　「機会（チャンス）」であるいわれています。（Yuki Sonoda）」
本講座では、ミッドライフクライシスについての知識を得ることのみならず、タイプのフレームワークを用いて自らのクライシスについて分析し、認定ユーザーとして不可欠なタイプの成熟についての理解を体感的に深めていただくことを目的としています。
（テキストとして、「タイプ入門：タイプダイナミクスとタイプ発達編」を使用致します。）

タイプとストレス　＊2日間コース

本ワークショップは、特別にDr. Naomi Quenkと園田由紀先生という、心理臨床家でかつタイプのエキスパートの両名によって共同開発されたワークショップです。現代病といわれるストレスとタイプにどのような関係があるのか、また各タイプがストレスの影響下にあるときにあらわれるシグナルや、タイプ別の効果的なストレス対処方法、またタイプ別のストレス状態から抜け出す方法や、それぞれのタイプにしてよいことしてはいけないこと、などについて具体的に理解を図ることができるだけでなく、深遠なる心とタイプに対する理解を深めていただくこともできます。（テキストとして、「タイプ入門：タイプとストレス」を使用致します。）
＊本ワークショップは、2009～10年に日本MBTI協会で実施された研修とほぼ同等のプログラムとなります。

カウンセリングとタイプ

カウンセリングにMBTIを活かす上で必要な学びを深めていただくためのワークショップです。カウンセラーにとって不可欠な自己理解について、タイプのフレームワークを用いて改めて理解を深めながら、カウンセラーとクライエントの関係性や、タイプ毎のカウンセリングを受ける理由の違い、タイプ毎のカウンセラーが陥りやすい点、等々、カウンセリングを行う上でのタイプに関する重要な観点について、理解を深めていただくプログラムとなります。（テキストとして、「エッセンシャルMBTI」を使用致します）